あるあるe-宿.com プロが薦める、いい宿、厳選の宿
あるあるe-宿.comトップページへ あるあるe-宿.comについてメールマガジンスタッフ週報お問い合わせ
宿を探す
プランを探す
周辺情報を探す
あるあるクチコミ情報
旅コラム

■おいしい「食」情報
 
群馬県北群馬郡伊香保町
「芸術的、職人の蕎麦」
「はぁ〜」というため息と、無言で食べつくした、「かも南蛮」の味。

「今で言う、脱サラの走りでしょうかね。」と女将さん。
伊香保の地でのれんをあげて24年。そば処「いけや」のご主人、小池守さんは努力と研究の人である。 蕎麦はもちろんのこと、器や、花器、テーブルまで手作りしているのだ。それも、素人の趣味の範囲に留まらず、ひとつひとつ丹念に仕上げた本物の漆器である。 師匠の故・片倉康雄氏は多くの著名人にこの人ありと言われたそばの大家、その師匠に多くのことを学んだという。
「師匠は言ってました。時代が進む中、仕事のプロがいなくなるってね。」
私から見れば、彼にしか出来ない仕事をもっているご主人は、まさに仕事のプロ。

さて、その味は・・・。
まず、竹を使った漆器に盛り付けられた「三色そば」。 繊細な更科そば、ふわっと柚子の香り漂う柚子きりそば、風味抜群の田舎そばの競演である。これぞ、本物のそばの味わいである。

次に、どっしりと素朴な器に盛られた「かも南蛮」。
まずはそば。目に飛び込んできたのは、豪快な焼きねぎとあぶらののった合鴨だ。
ダシの香りを楽しんだ後、そばをずずっーーと。やや太めのそばに汁が程よく絡んでいる。大きな器を持ち上げて、汁の一滴まで飲み干したくなるおいしさ。

そして、うどん。同じ「かも南蛮」でも、うどんとそばでは汁からして、全くの別物。
ご主人いわく、
「そばにはそば。うどんにはうどんに合う汁がある。」
なるほど、甘さはないが、柔らかなうまみのある汁は、あっさりしたうどんと見事にマッチしている。手打ちのうどんは打った後、風を通してから茹で上げるほどのこだわりを持つ。焼きねぎ、合鴨、そして、山椒の香りがなんとも粋である。
「美味しすぎてもダメ。あきるでしょ。まずければもっとダメ。また、食べに行きたいなぁと思える味、尾をひく味っていうのかなぁ。そんな仕事をしたいと思ってます。」
その通り、(伊香保に行ったら、あそこのそば食べていこうかなぁ。)
まさに、そう感じた「いけや」である。

 
お店 DATA :::::::::
「いけや」 0279−72−3193
>>ちかくのお宿を探す
食情報もくじへ ページの上へ