| 甲府は宝石の町として知られ、あちらこちらに工房や宝飾店が点在する。
磨かれて、製品化された宝石を買うのもいいけれど、自分の手で自分だけのアクセサリーを作るのもいい。

<先生の作品>
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千代田湖畔にある「ジュエルステンド・アトリエ雪江」では、天然石や木の実を使ったアクセサリーの手作り体験が出来る。
出迎えてくれたのは、ステンドグラスの技法を用いて天然石の透過光に天然素材を組み合わせた「ジュエルステンド(商標登録済)」という芸術を開拓した、工芸作家の雪江なほみさん。
「天然石の不思議さに出会い、その美しさを太陽の光で味わったら、どんなに素敵でしょうと思って始めたの。」
「ほら、この天然石を通り抜けるおひさまのひかりは、とてもやわらかくて、子供をやさしく包み込むお母さんみたいでしょ。」
雪江さんは語る。
雪江さんの工房に一歩足を踏み入れると、ジュエルステンドの作品たちや、和紙を使ったオブジェが迎えてくれる。
あたたかな人の手が、自然を包み込んでいるようなすてきな作品ばかり。
<記者 はやしの作品>
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さて、アクセサリー作りの方はというと...。
ここで、私の作ったブローチを紹介します。
木の枝に、松ぼっくりやクヌギ、ひのきの実、そして、天然石を付けました。木の実も石も、草の実もたくさんあって、どれにしようかなぁ、と迷いながら。最後にニスを塗り完成。
とても集中して、小学生のときの図工の時間を思い出しました。「つくること」の楽しさといったら!
約1時間、制作に没頭。
作品を乾かす間、これも楽しいお茶の時間。この日は、珍しい春欄茶(しゅんらんちゃ)とストーブの上で焼いたほっかほっかのサツマイモにバターをたっぷりのせたおやつをいただく。
小さいころおばあちゃんがこうしてお芋を焼いてくれたよね。
スナック菓子やケーキもいいけど、土に向かって「ありがとう!」と叫びたくなるような「おやつ」。
「若い頃は、山に閉じ込められているような山梨が嫌いで嫌いで、早く出たいと思っていたの。でも、母が病気で介護の日々。両親を看取ってから東京に出て、ステンドグラスの勉強を始めたの。子供が小学校に入学した年だったわ。でも、今は山梨が大好き。ここでの暮しの楽しいことといったら。自然に囲まれて暮すことの出来る幸せに気づいたのね。」と、雪江さん。
秩父多摩甲斐国立公園の中にあるアトリエの周りにはたくさん美しい場所がある。甲府の町を一望できる、とっておきの場所もある。春欄の自生する山もある。
自然と、芸術、そしてなによりも、雪江さんと知り合えた幸せを感じた記者である。 |