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「お蕎麦屋さんの 『ほうとう』の味」 山梨県甲府市

「奥藤(おくとう)二分店」 http://www.h3.dion.ne.jp/~okuto
tel:
0552−32−5365 fax: 0552−32−6078


地元の人に人気の「鶏もつ煮」と、丁寧に作る名物「ほうとう」の味。

「お蕎麦といったら、ほとんどここ。」

石和温泉の老舗旅館「君佳」の若女将池田千穂さんが、紹介してくれたのは国道411号線沿いにある「奥藤(おくとう)二分店」だ。
「鳥もつ煮がおいしいの。友達はウチで作ってもなかなかあの味には出来ないっていってるわ。」
そこから話は弾み、地元の人たちに人気の店へ。
純日本風の佇まいに味への期待が膨らむ。店に入ると木をふんだんに使った調度の数々、ますます期待は膨らむ。
早速、「鳥もつ煮」を注文。わさび好きの私は「甲州清流わさびそば」、連れは
「あっ、(ほうとう)がある。頼んでみよう。」と言い、甲州名物「ほうとう」を注文する。

「鳥もつ煮」は、甘じょっぱく、一見、味が濃そうに見えてなかなかマイルド。レバーや砂肝が臭みもなく、さらりといただける。特に砂肝のしこしこした食感は見事!酒の肴にもご飯のおかずにもいけそうである。

「甲州清流わさびそば」は生わさびを直接そばの上にすりおろし、そばつゆにつけていただく。おろしたてのわさびの香りがたまらない。自家製のわさびの茎醤油漬、わさび漬、わさび海苔が付く豪華版。添加物一切なしの珍味はわさびの美味しさを生かした傑作である。

そして、「ほうとう」。はっきり言って驚きました。「ほうとう」って、もっとどろどろ、べたべたとしていて、あまり美味しいという印象はなかったのに、これは違いました。
鉄なべのふたを取ると、味噌のいい香りがプーンと鼻をくすぐり、なべの中にはたっぷりの青ねぎ、そこ、ここに見え隠れするかぼちゃ、にんじん、じゃがいもなどの野菜たち、あっ、まるごとの煮干だ。麺がまた歯ごたえがあって、どろどろ、べたべたのイメージとはほど遠い。
ご主人いわく、
「ウチは麺も野菜も生のものを使い、注文を受けてから煮込みます。この辺の家庭ではみなこうして作って来ました。その作り方を守っているので少々時間が掛かるわけです。」
その土地の名物を食べる醍醐味を改めて感じさせてくれた店である。

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